Salaryman - Nabil Tazi

会期:2017年 9月 30日(土) − 12月 16日(土)  13:00 - 18:00  (土曜のみOpen on every Saturday)

オープニングレセプション:9月 30日(土) 15:00 - 18:00

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サラリーマン展ではフランス リヨン在住の作家ナビル・タジが2014年に日本に滞在していた際に制作した写真作品を展示いたします。

以下、作家によるによるステートメント。

 

「あまりにも突然に物事が起きると、何が起こったかわからないものだ。たとえそれが自分に起こったことでさえも」

 

サラリーマンとは日本特有の言葉で、企業で働く重役ではない従業員のことを指す。また彼らの役職とは別に、(日本の男性の)仕事や同僚と過ごす時間が多くを占めるライフスタイルをあらわす。現代の生活は科学技術の向上でよりスピード感を増し、現実の生活で我々が感じる味わいや記憶をあいまいにしている。

 

ミラン・クンデラの小説『緩やかさ』には「美とはある一定の時間をかけることを要求するが、それは記憶も同様である」とある。

 

私のプロジェクトは「緩やかさと記憶、スピードと忘却の隠れた繋がり」を起点にしている。ひとつのフレーム内でフラッシュが明滅する速度と、シャッターの緩やかさがそれぞれ異なる一時性を共存させている。抽象と具象の交点で、私の写真のアプローチは継続性とスピードのリンクを編み出している。言い方を変えると、記憶と忘却を行き交うものである。それは現代社会の反映であるスピードへのオブセッションとして、「サラリーマン」シリーズにも反映されている。

Salaryman is a neologism from the Japanese language designating non-executive employees of companies. Beyond the type of position, Salaryman refers to a male lifestyle in which work and colleagues occupy most of the time.

The speed of our modern lives, exacerbated by the technical revolution, compromises the flavor and the memory of our reality.
According to Milan Kundera in Slowness :
«Imposing form on a period of time is what beauty demands, but so does memory»

The starting point of my project is « the secret link between slowness and memory, between speed and forgetfulness ».

The combination of the speed of the flash and the slowness of the shutter makes different temporalities coexisting within a single frame. At the intersection between the abstract and the figurative, my photographic approach weaves a link between duration and speed in other words between memory and forgetfulness.


It features Salaryman, one of the symptoms of contemporary obsession for speed.